プロジェクト紹介

医師主導治験

我々は大阪大学を中心として他大学や帝人ファーマ(株)と共同研究を行い、反復経頭蓋磁気刺激装置を開発しました。
薬物療法では効果が不十分な難治性の神経障害性疼痛を対象として、開発した装置による反復経頭蓋磁気刺激装置の有効性と安全性を検証する医師主導治験(第III相相当)を行っています。

治験に対する取り組みについて

臨床研究(反復経頭蓋磁気刺激の有効性と安全性の検証)

難治性神経疾患に対する反復経頭蓋磁気刺激を新たなニューロモデュレーション治療として確立するため、共同研究施設と共に患者を対象とした臨床研究を進めています。特に在宅治療を目指し、連日刺激などを繰り返した場合の有効性と安全性の検討をおこなっています。

対象疾患

  • 難治性疼痛
  • 不随意運動症(パーキンソン病など)
  • 脳卒中後リハビリテーション

自主臨床研究

  • 新規在宅用反復経頭蓋磁気刺激装置の開発:機器の基礎データおよび安全性検討
  • 脳磁図を用いたDec-Nefによる難治性疼痛に対する治療法の開発
  • 多種類の精神疾患のバイオマーカーとディメンジョン同定のための複数の限定された研究機関による脳画像の共同利用システムの構築・維持・管理・運営
  • 反復経頭蓋磁気刺激による大脳皮質刺激のパーキンソン病とパーキンソン症候群における眼球運動変化への影響
  • 難治性疼痛に対する非侵襲的脳刺激法の最適刺激条件の探索および長期刺激の安全性評価
  • 神経画像検査法を用いた中枢性脳卒中後疼痛の客観的指標の探索pdf
  • アルツハイマー型認知症に対する反復経頭蓋磁気刺激療法の有効性及び安全性評価

難治性神経疾患の病態解明と反復経頭蓋磁気刺激の作用機序解明(臨床研究・動物実験)

様々な革新的な解析手法を用いて難治性疼痛などの難治性神経疾患の病態と
反復経頭蓋磁気刺激のメカニズムを解明する試みを行っています。

  • 痛みの情報処理過程のモデル化
  • 安静時機能的結合を用いたバイオマーカー探索、ネットワーク解析
  • 先進的なBMI (Brain Machine Interface)技術を用いた研究
  • 動物疾患モデルを用いた研究
  • 機能画像解析、電気生理学的評価、行動定量解析、感覚定量解析など

磁気刺激装置開発

磁気刺激位置決めシステム開発

磁気センサを使ってコイルを誘導
~安価で小型なシステム・直観的なインターフェース~

(信州大学繊維学部 西川 敦)

我々は反復経頭蓋磁気刺激治療を在宅で可能にするためのナビゲーションシステムの開発を進めています。我々のシステムは、安価で小型な磁気センサを利用するため、在宅利用に適しています。医学的専門知識のない人であっても簡単に在宅で治療用コイルを最適刺激位置へと誘導することができるシステムの実現を目指しています。

ユーザーインターフェース画面の例
磁気センサを使ってコイルを誘導するシステムのプロトタイプ

磁気刺激装置と刺激コイルの開発

在宅治療に適した高効率なコイルと磁気刺激装置を開発

(東京大学大学院工学系研究科 関野 正樹)

経頭蓋磁気刺激では、頭皮上に置いたコイルから瞬間的に磁場を発生させ、ファラデーの電磁誘導の法則によって脳内に刺激電場を誘導します。コンパクトでありながら十分な脳内刺激電場を得られる磁気刺激装置を開発しています。また、ヒトの脳の形状を忠実に模擬したモデルを使ってコンピュータシミュレーションを行い、刺激効果の評価に活用しています。

8字コイルによる脳内刺激電場の発生
頭部の実形状に基づくシミュレーションから得られた脳表面の誘導電場分布

磁気刺激位置決め支援システム開発

簡単に装着して位置決めが行えるシステム
~誰でも安心して使える簡単なユーザインタフェース~

(関西大学環境都市工学部 安室 喜弘)

在宅で経頭蓋磁気刺激治療を可能にするためには、どなたにも安心して使えるように安全で正確な位置決め技術が必要です。人の肌に直接触れる優しいヒューマンインタフェースとして、新しいセンシング技術と一体化した刺激位置決めシステムの実現を目指しています。

 

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